MARUMAN オンライン工場見学 ONLINE FACTORY TOUR

PART. 1
本文用紙ができるまで

01保管庫から
必要な紙を取り出す

マルマンの紙の品質を守るペーパーマイスターがチェックした紙は、宮崎工場の紙の保管庫に保管されています。
紙は、まわりの環境に影響されやすい性質があるため、噴霧器により湿度調整を行っています。
紙にくせがつかないように、画用紙などの厚い紙は、長方形に断裁された状態(平判)で保管しています。

豆知識

大きなトイレットペーパー!?筆記用紙の保管方法

画用紙は断裁された状態で保管されていますが、筆記用紙はトイレットペーパーのようなロールの状態で保管されています。
このロール状になった紙を広げたときの長さは、約11,328メートルにもなり、富士山3つ分ほどの長さになります!約1トンの重さがあるため、ショベルカーのような専用の機械で挟んで運んでいます。

02本文を断裁する

次に、保管庫から取り出した大きな紙を製品サイズまで小さく断裁していきます。
紙は植物繊維が絡みあってシート状になったものですが、その繊維が横や縦など一定方向に整った“流れ目”というものがあります。この流れ目は、めくりやすさ、反りにくさなど製品の特性に影響を与えます。
そのためマルマンでは、製品の用途によって紙の流れ目の向きを決めており、同じサイズでも製品ごとに紙の断裁の仕方を変えています。

豆知識

印刷工程

紙に罫線などの印刷が施してある製品は、断裁前の大きな紙に印刷をかけていきます。
印刷には、環境に配慮されたインクを使用しています。
インクは、印刷のたびに細かい濃度調整を行い、色や濃さが均一に出るように定期的にチェックを行っています。

キレイに切れる「ミシン目」

製品のなかには、とても細かいミシン目が入っている紙もあります。
このミシン目は、美しくそして気持ちよく切り取れるように、とても細かい刃でミシン目加工を行っています。

03パレット積み

こうして断裁された紙は、折れたり傷が付かないように積んでいきます。
1枚1枚の紙がまるでひとつの固まりのように丁寧に重ねられた姿は、まさに職人技!
パレット積みをされた紙は、次の工程まで湿度管理をした部屋で保管しています。

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