MARUMAN オンライン工場見学 ONLINE FACTORY TOUR

PART. 3
リングでとじるまで

01精線

宮崎工場では、ノートやスケッチブックを束ねているリングの精線(まっすぐな鉄のワイヤーを、紙をとじる形に加工すること)も行っています。
大きい径・小さい径など製品の厚みに合わせてリングの精線をしています。
精線されたリングは、直径約60㎝の大きなボビンに巻いて保管しています。このボビンには1つあたり約2.4kmの長さの針金がまかれており、工場で1年間に使う針金は、なんと地球半周分にもなります。

02製本作業

先ほどの精線したリングを使って、PART1の中の紙と、PART2の表紙を、とじる工程です。
製本する前に、中の紙と表紙にリングを通すための穴をあけます。穴を開けたのちに、中の紙と表紙をとじる製本作業を行います。
これでスケッチブックの完成です。

豆知識

ツインワイヤ製本

1つの穴に2本のリングが入った加工方法です。
ノートを開いたときに左右の紙面が揃うことが特長です。
ツインワイヤ製本は、精線したリングを丸めるようにプレスすることで製本します。締めすぎるとノートが開きにくく、緩すぎても中の紙が落ちてしまうため、プレスは絶妙な加減の調整が必要となります。

スパイラル製本

1つの穴に1本のリングが入った加工方法です。
1本しか入らないのでリングの穴が小さく、紙面を大きくとることができます。
もちろん、自動で製本できる機械もありますが、大きなスケッチブックなどは、今でも手動で製本作業をおこなっています。
スパイラルノートは一般的にリングの端が切りっぱなしになっていますが、マルマンではリングの端をクルっと丸めたコイルループ加工を施しており、リングでケガをしにくい安全設計になっています。

03最終チェック

こうして完成した製品は、最後に人の目で問題が無いか検品し、みなさまにお届けしています。
製品によっては精度を上げるため、人の目だけでなくカメラを使うなど、細心の注意を払いながら検品を行っています。

04おまけ

出荷担当の力持ち!「ロボットパレタイザ」

段ボールに箱詰めされた製品は、「パレタイザ」という機械によってパレット積みされていきます。この力持ちの機械は1時間におよそ10トンの荷物をさばき、段ボールをパレットの上にきれいに積むことができます。
この大きなロボットのアームが製品を積んでいく姿は、地元の小学生の社会科見学でも人気の工程です。

ノート・スケッチブック以外にも!ラミネートタブインデックス

マルマンでは、ラミネート加工されたインデックスも製造しています。
ラミネート加工されたインデックスは、丈夫で水や汚れにも強いため長持ちします。中の紙に文字を印刷してから、ラミネートをかけているため、文字が消えてしまう心配もありません。
文字が見やすいよう、透明性が高いのもマルマンのラミネートタブインデックスの特長です。

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