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ルーズリーフとインデックスはセットで使いたい!検索性を向上させよう
まずはインデックスの役割を振り返りながら、さまざまなシーンでの活用例を見ていきましょう。使い方によって、学校や家庭、職場などで幅広く役立てられます。
インデックスは、「索引」という意味をもつ「index」が語源です。辞書や書籍の冒頭に「INDEX」と書かれていたり、巻末に「索引」のページがあったりしますが、これらは見たい情報にすぐアクセスできるように設けられたものです。
文具のインデックスも同じで、ルーズリーフと一緒にバインダーにはさむことで、見たいページを探しやすくなります。ページを何度もめくる手間が省けるので、勉強や仕事の効率アップにもつながるでしょう。
インデックスには、ルーズリーフに貼るタイプと、バインダーにはさむ仕切りになったタイプの大きく2種類があります。
● 貼るタイプ
貼るタイプのインデックスは、ルーズリーフの端に貼ることで目印とするタイプです。比較的サイズが小さいので、細かく目印をつけたいときに便利です。● 仕切りになったタイプ
バインダーにはさめる仕切りになったタイプなら、好みの場所にはさむことでルーズリーフをジャンルやカテゴリごとにまとめて分けることができます。タブと呼ばれる山になった部分がサイドについているので(製品によっては上部についていることも)、タブをつまんで開けばそのカテゴリにすぐたどり着けます。● インデックスには見出しを書こう
どのタイプのインデックスを使う場合でも、インデックスには見出し(項目・カテゴリ名)を記入しましょう。どの場所にどんな情報があるのか一目で把握できて便利です。ここでは、シーンごとにインデックスの活用例をいくつかピックアップします。
● 勉強でインデックスを使う
勉強でインデックスを活用する場合、真っ先に思い浮かぶのが教科ごとに分ける方法です。ほかにも、「予習」「授業」「復習」、「板書用」「清書用」、「学校用」「塾用」など、さまざまなカテゴリに分けられます。目的ごとにノートを用意すると冊数が増えて管理が大変ですが、インデックスを活用することで、バインダーひとつでさまざまな用途に対応できます。● 仕事でインデックスを使う
バインダーをメモ帳として使っているなら、メモの用途ごとにインデックスをはさむのもおすすめです。「社内ミーティング」「クライアント訪問」「業務メモ」などと分ければ、ひとつのメモ帳のなかでさまざまなシーンのメモが混ざってしまう心配もありません。後からメモを見返しやすくなるので便利です。● 家庭でインデックスを使う
インデックス、ルーズリーフ、バインダーの組み合わせは、家庭でもその力を発揮してくれるでしょう。家計簿としてバインダーを使うなら、インデックスで月ごとに分けて月の収支を管理したり、「食費」「衣類代」など品目ごとに分類してお金の流れを細かく把握できたりします。また、日記と家計簿をインデックスで分けて、ひとつのバインダーで管理することも可能。それぞれを取り出したりしまったりする手間が省けます。インデックスのタブの数は「5山、8山」など「山」と表現されますが、製品によってこの数に違いがあります。細かく分類したい場合は、数が多いものを選びましょう。たとえ余ってしまっても、バインダーなら取り外すこともできるので便利です。
また、大小のインデックスがセットになった『Wインデックス』というものもあります。たとえば、「理科」という大項目と一緒に「復習」という小項目を組み合わせれば、理科の授業ノートとその復習のためのページにそれぞれアクセスしやすくなります。
仕事でも「〇〇プロジェクト」という大項目に「関連資料」という小項目を組み合わせて、プロジェクトのメモ・議事録と資料を照合しやすくまとめることも可能です。
タブの形は製品によって違いがあり、タブ(山)の数が多くなるほどタブは小さくなる傾向にあります。またインデックスの幅もそれぞれ異なるので、見出し(項目)の記入のしやすさやめくりやすさなどに注目して選んでみてください。
日常的にバインダーを使うのであれば、インデックスを開く機会も自然と多くなるでしょう。そうすると、気づいたらインデックスのタブがよれてしまっていた……ということも。そこでおすすめなのが、ラミネート加工されたタブのインデックスです。丈夫でタブが長持ちするのはもちろん、油性ペンで見出しを書き込むこともできます。
インデックスのタブの色は製品ごと異なります。暖色系や寒色系の色で構成されているものもあれば、すべてのタブが単色で統一されているもの、同じ系統の色でグラデーションになっているものなどさまざま。好みに合わせてカラーバリエーションで選ぶのもひとつの方法です。
後で見返したいページにそれぞれ目印となる付箋を貼ることで、即席のインデックスになります。付箋を使ったこの方法、すでに実践している人も多いのではないでしょうか。ただし、貼った付箋で字が隠れてしまったり、付箋がバインダーから大幅にはみ出てしまったりと、この方法にはいくつかのデメリットもあります。そのデメリットを解消するために、「ロール付箋」や「マスキングテープ」を活用してみましょう。
● ロール付箋を使ったインデックス技
ロール付箋はテープのような構造になっていて、ミシン目が入っているので簡単にひとつひとつの付箋を切り離せます。インデックスとして使う方法はとてもシンプルで、ルーズリーフの上部やサイドに二つ折りではさむように貼るだけです。ポイントは、タブとなる部分を作るためにルーズリーフから山ができるように余らせて貼ること。こうすれば、見出しをロール付箋に記入することもできます。
ほんの少しのスペースしか使わないので、字が隠れる心配もありません。また、ひとつひとつの付箋が小さいのではみ出すぎてしまうことも避けられます。
● マスキングテープを使ったインデックス技
マスキングテープを使ったインデックス技も、基本的にはロール付箋の方法と同じです。ただし、マスキングテープなら好きな長さで切れるので、タブの幅も思い通りにできるのが魅力。さまざまな絵柄のマスキングテープを使って、装飾する感覚でインデックスをつくってみるのもおすすめです。