- 読む文具
コラージュノートの作り方を解説!必要な素材やおすすめのノートもチェック
コラージュノートとは、ノートを台紙にしたコラージュ作品のことです。パッチワークのように、さまざまな素材を貼り合わせてひとつの世界を作る作業をイメージするとわかりやすいかもしれません。
そもそも「コラージュ(collage)」は、20世紀初頭にフランスで生まれた美術表現方法「coller(コレ)」に由来する言葉で、「のりで貼る」という意味があります。そこから転じて、現在では写真や絵、新聞、雑誌といったさまざまな素材を切り抜いて貼り合わせ、ひとつの作品にしたものを指すようになりました。
そもそも「コラージュ(collage)」は、20世紀初頭にフランスで生まれた美術表現方法「coller(コレ)」に由来する言葉で、「のりで貼る」という意味があります。そこから転じて、現在では写真や絵、新聞、雑誌といったさまざまな素材を切り抜いて貼り合わせ、ひとつの作品にしたものを指すようになりました。
コラージュノートが人気を集める背景には、制作の手軽さや楽しさ、SNSによるコミュニケーションなどがあります。
●手軽に挑戦できる
コラージュノートは、雑誌の切り抜きや包装紙、シールなど、さまざまな素材を貼りつけるだけでひとつの作品を形にできる手軽さが魅力です。絵などを描いても構いませんが、イラストや絵画、漫画のように「描かなければ成立しないもの」ではありません。絵心に自信がない方、専門的な技術や知識がない初心者の方でも挑戦しやすいアートといえます。●楽しみの幅が広い
コラージュノートは、自分好みのテーマや世界観に沿って、好きなものだけを詰め込んだ作品です。「切って貼る」という作業だけでなく、素材探しや購入からワクワク感を楽しめるでしょう。もちろん、完成したときに得られる満足感や達成感はひとしおです。また、制作過程で自分の「好き」に向き合うことで、「新たな自分を発見した」「趣味や楽しみが広がった」という方も少なくありません。●SNSで交流できる
おしゃれで作り手の個性が出るコラージュノートは、SNSにもよく映え、TikTokやInstagram、X(旧Twitter)、Facebookなどには関連コミュニティがいくつもあります。おしゃれなコラージュノートをSNSに投稿すれば、趣味が合う人たちから「いいね」やコメントをもらえるかもしれません。こうしたSNSでのコミュニケーションも、コラージュノートを作る楽しみのひとつです。コラージュノートのやり方には細かいルールがないため、テーマがないと素材をうまく集められません。逆に「こんな世界観を作りたい」というテーマがあれば、全体的な仕上がりのイメージやカラーが決まるため素材も集めやすくなります。具体的なテーマ例としては、以下のようなものが挙げられます。
・子どもやペットの成長記録
・おしゃれorかわいいカフェ
・お気に入りの映画
・旅行の思い出
・料理のレシピ
・バースデー
・アイドルやアニメの推し活など
テーマがなかなか決まらないときは、SNSで他ユーザーのコラージュノートを見て、アイデアやイメージを膨らませてみましょう。
・子どもやペットの成長記録
・おしゃれorかわいいカフェ
・お気に入りの映画
・旅行の思い出
・料理のレシピ
・バースデー
・アイドルやアニメの推し活など
テーマがなかなか決まらないときは、SNSで他ユーザーのコラージュノートを見て、アイデアやイメージを膨らませてみましょう。
●台紙
小さめのサイズの台紙を選べば初心者でも中身を埋めやすく、短時間で作品完成の達成感を味わえます。「はじめてのコラージュノート」におすすめの文具は、マルマンの『ルーズリーフミニ 』。片手におさまる小さなルーズリーフなので、完成したコラージュノートを持ち歩きたい方にもぴったりのサイズ感です。コラージュ 「ノート」ではありますが、台紙となるのは管理や記録ができる手帳、中身を調節できるルーズリーフ+バインダーでも構いません。
●道具
素材を切り取るためのカッターやはさみ、貼りつけるためのテープのりに加えて、シールを剥がすためのピンセット、分厚くなった手帳を留めるためのダブルクリップなどを用意します。ほかにも、こまかい切り取りに適した小さめのはさみ、マスキングテープのカットに便利な定規などがあると作業がはかどるでしょう。のりは液体のりでも代用できますが、素材や台紙が波打ってしまうリスクがあるため、水分の少ないテープのりがおすすめです。
●素材
コラージュノートに貼りつける素材として、ステッカーやシール、フレークシール、マスキングテープ、雑誌などの切り抜きを用意します。リボンやペーパー、包装紙、スタンプなどを織り交ぜてもかわいらしい作品が仕上がるでしょう。テーマによっては、チケットの半券やショップカード、飲食店のロゴ入り紙ナプキン、写真など、思い出が感じられるものもおすすめです。レイアウトに沿って、カットした素材を台紙に貼りつけていきます。基本的にテープのりが便利ですが、厚みのある素材を使うときやしっかり固定したいときにはボンドなどもおすすめです。最後に、ステッカーやリボン、スタンプなどでデコレーションし、全体的なバランスを整えたらオリジナルのコラージュ作品、コラージュノートの1ページが完成します。
ドライフラワーやシーリングスタンプなど、あえて厚みのある立体的な素材を使うと、アレンジに幅とメリハリが加わります。後日そのページを開けたときも、飛び出す絵本を開いたときのようなトキメキを味わえるでしょう。
押す素材やインクの色によってガラリと印象が変わるスタンプは、コラージュノートの幅をぐっと広げてくれます。素材に押してオリジナリティをプラスする、日付欄のあるスタンプで実用性とレトロ感をプラスする、紙と素材の境目に押して一体感を演出するなど、自由にアレンジしてみましょう。
英字新聞や洋書、ペーパーはあえての手ちぎりで、レトロかつ素朴な雰囲気を演出できます。ほかの素材と組み合わせるのはもちろん、ちぎった素材だけでちぎり絵を作るのもおすすめです。
写真や四角いシールは、あえて縁を残すように切ったり、ほかの紙で縁を作ったりすると、レトロでかわいいチェキ風に仕上がります。下の縁を広めに取り、内容に対してのコメントスペースも作るのも手です。
TikTokやInstagramなどSNSで人気のコラージュノートは、もの作りが好きな方や、なにかに没頭したい方はもちろん、シールやマステ、スタンプといった文房具コレクターの方も幅広く楽しめる趣味です。マルマンの『ルーズリーフミニ』 を使って台紙にもこだわり、自分ならではの世界観が詰まったコラージュノート作りに挑戦してみてはいかがでしょうか。