風景画を初心者でも上手に描くコツを解説！手順や構図の決め方を覚えよう

観光地などで美しい風景を見た際に、「写真もいいけど絵にしたいな……」と感じたことはありませんか？知人の個展や展覧会、有名な画家の美術展などで絵画作品に触れ、「私もこんな絵を描いてみたい！」と思った経験がある方もいるかもしれません。

初めて風景画に挑戦する方には、道具をそろえやすい水彩画がおすすめです。この記事では、初心者の方のために、風景画を制作する手順や構図の決め方、上手な描き方のコツ、水彩画に適した画材をご紹介します。

はじめに、水彩絵具で風景画を完成させるまでの流れを解説します。全体像をイメージするところから始めてみましょう。

風景画を描く際、とくに重要になるのが「構図」です。構図は風景画の仕上がりを大きく左右するので、レイアウトを描く段階でしっかり決めておきましょう。

風景画を描くうえでレイアウトの指針となるのが、「地平線の高さ（アイレベル）」です。基準となるのは、キャンバスとなる紙の半分（中間地点）の高さ。半分より上に地平線がある場合は下から見上げた「あおり」の構図となり、半分より下に地平線がある場合は高い位置から見下ろす「俯瞰」の構図になります。

パース（透視図法）は、遠近感を正確に表現するための手法です。この手法では、「消失点」という点に集約する線（パース線）を用いて立体感を表現していきます。また、透視図法は消失点の数によって「一点透視図法」「二点透視図法」「三点透視図法」に分かれます。それぞれの違いを確認しておきましょう。

風景画を初めて初めて描くにあたり、初心者のひとでも道具を揃えやすく、色を伸ばして塗りやすい水彩画がおすすめです。
水彩画を描くにあたって、どんな紙を選ぶかは非常に重要です。ここでは、水彩画にチャレンジする初心者の方におすすめの画材をご紹介します。