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手帳のおすすめの書き方と活用アイデアを教えて！種類に合わせた使い方も解説
秋から冬にさしかかり、少しずつ1年の終わりが見えてきた今日この頃。「よりよい1年のために手帳を買おう」「来年は手帳を活用して計画的にすごしたい」など、新しい年に思いを馳せている方もいるでしょう。しかし手帳にはさまざまな種類があり、目的や使い方によって使い勝手は異なります。そのため、どんな手帳を選べばよいか迷ってしまうかもしれません。
この記事では、代表的な手帳の種類・タイプや参考にしたい手帳の書き方アイデアについてご紹介します。ビジネスで使いたいのか、家事や育児のToDoを効率的に管理したいのか、デイリーログをつけて自分の生活を振り返りたいのか――。最後まで読んで、「自分の目的に合わせた手帳探し」に役立ててみてください。
「自分の目的に合った手帳」を探すためにはまず、手帳の種類と特徴を知っておくことが大切です。はじめに、手帳の種類をタイプ別に見ていきましょう。
●月間ブロックタイプ
カレンダーのように1週間を積み上げたブロック形式になっているタイプで、「月間ブロックタイプ」ともよばれます。月単位のスケジュールを管理しやすいのがメリット。毎日の予定が1、2件程度とさほど多くない方、曜日によってある程度予定が決まっている方、月全体の予定を大まかに把握したい方に向いています。
●月間ガントチャートタイプ
用紙が方眼状になっており、予定やタスクを縦軸で、日程を横軸で管理するのが月間ガントチャートタイプです（軸を反対にした縦型タイプもあります）。もともとプロジェクト管理や生産管理などに使われているもので、予定やタスクの進行状況と対応期間をまとめて把握できるのが特徴。ビジネスだけでなく、試験勉強の進捗や体調などの記録にも便利です。
●ダブルマンスリータイプ
月間マンスリータイプと月間ガントチャートタイプを組み合わせたタイプです。大まかな予定は上部のブロックで、詳細な予定は下部のガントチャートで管理するといった使い方ができます。同じページに2つのカレンダーが含まれるため、ほかのタイプより1日分の記載スペースが少ない点はデメリットです。できるだけ1ページに予定やタスクをまとめたい方に適しているといえます。
●週間レフトタイプ
見開きの左側が1週間の予定を記載するスペース、右側がフリースペースになっているタイプの手帳です。書き方としては、左ページにToDoリスト、右ページにメモや備考などを記載する方法などがあります。予定、タスク、メモなどを見開き1ページにまとめたい方にとっては使いやすいでしょう。
●見開き２週間タイプ
見開きの左右にそれぞれ1週間の予定が記載されたタイプです。細かな予定をある程度長い期間で見通したい方におすすめです。予定の確認を手帳だけで完結させたい方、手帳を記録としても活用したい方に便利です。
●週間バーチカルタイプ
1日の時間軸が垂直（バーチカル）になっていて、上（朝）から下（夜）へ時間が進むタイプです。手帳によって時間の始まりと終わりは異なりますが、「7時から23時まで」となっている形式が多く見られます。打ち合わせの開始から終了までの時間、目的地までの移動時間など、予定の所要時間も把握しやすいのがメリット。1日に何件も予定が入る方や、ビジネスで外まわりが多い方に適しています。
●週間ブロックタイプ
見開きを縦2ブロック・横4ブロックの計8ブロックに分け、そのうち7ブロックに1週間の日付を当てはめているタイプです。記入欄が正方形に近くなるので書き方の自由度が高く、予定の詳細やToDoリストなども書き込めます。行動記録や三行日記などの用途にも向いているといえます。
●1日1ページタイプ
日記帳のように1日分を1ページに記載するタイプです。書き方の自由度が高いため、イラストを描いたり、アイデアを書きためておいたりするのにも適しています。スケジュール管理よりも、記録やメモとして使いたい方におすすめです。お気に入りのノートを使うのもよいでしょう。
●セパレートタイプ
見開きが上下段に分かれていて、上段で月の予定を、下段で週の予定を確認できるタイプの手帳です。上下段は別々にめくることができるため、ページを行ったり来たりする必要がありません。中長期の予定を確認しつつ、日々（週ごと）の計画を立てたい方に向いています。
選んだ手帳を最大限活用したいなら、手帳の書き方にも工夫が必要です。以下では手帳を使う目的とおすすめのタイプ、書き方のアイデアをご紹介します。
なお、以下の記事ではビジネスにおける手帳活用術を解説しています。気になる方はぜひチェックしてみてください。
仕事ができる人の手帳の中身とは……気になる手帳術や、書き方・選び方を解説
ビジネスなどの場面では、予定を効率的にこなすために「スケジュール管理」を目的として使うことが多いでしょう。スケジュール管理機能を持つ媒体を複数使用していると間違いが起きやすくなるため、一冊の手帳にまとめるのがおすすめです。
一方で、育児記録や学習記録、体調など毎日の変化や成果、その日に思いついたアイデア、出来事、感じたことなどを「記録」したいときにも手帳が役立ちます。記録をわかりやすくまとめておけば、後から見返したときに状況を整理しやすいでしょう。料理のレシピやレシートを「記録」として残しておくという使い方もできます。
●おすすめの手帳
変則的に予定が入るケースが多いなら、午前と午後が分かれているタイプやひと目で時間がわかる週間バーチカルタイプ、セパレートタイプがおすすめです。記入する際に時間帯を意識しやすいため、予定に遅れたりダブルブッキングしたりといったミスを減らせます。複数人で仕事する機会が多い方は、ガントチャートタイプが使いやすいでしょう。自分のタスク進捗とチームメンバーの進捗を同時に把握するのに便利です。
● 書き方のアイデア
スケジュールを効率的に管理したいなら「一元管理」が基本です。しかし、1冊の手帳で仕事もプライベートも管理するとなると、どの予定なのか混乱してしまうかもしれません。仕事は黒、プライベートは青で記載し、イレギュラーな対応や緊急度の高い約束の場合は文字に赤で丸をつけるなど、視覚的にわかりやすい書き方をすると迷わなくなります。また、優先度にあわせて太いペンと細いペンを使い分けるのもよいでしょう。
週間セパレートタイプや1日1ページタイプなどの比較的スペースに余裕がある手帳の場合は、「マス分け」も効果的です。スペースを3分割して「左は自分の予定、中央は夫（妻）の予定、右は子どもの予定」などとすると、より使い勝手がよくなるでしょう。
逆に書くスペースに限りがある場合は、略語やアイコン化が有効です。飲み会があるならビールのマーク（あるいはシール）、水泳の習いごとならSw（Swimming）と書くなど、ムダをそぎ落とす書き方を考えてみてください。
●おすすめの手帳
育児の様子やダイエットなどの健康状態、一言日記、趣味のメモといったデイリーログをつけるなら、マンスリータイプが便利です。狭いスペースでも1、2行程度の文章や数値なら問題なく書き込め、毎日同じ書き方をすれば変化を追いやすくなります。日々の収支や振込日、引き落とし日などを記載すれば、家計簿としても使えます。記録を詳細に書きたい方には、1日あたりのスペースが広く取れる週間ブロックタイプや1日1ページタイプ、週間セパレートタイプがおすすめです。
勉強や資格試験の進捗記録なら、ガントチャートタイプや週間レフトタイプがぴったりです。週間レフトタイプのメモ欄に疑問点や質問点などを書き込んでおけば、忘れることなくその週のうちに調べたり先生に聞いたりできるでしょう。
●書き方のアイデア
子どもの体重、自身の体脂肪率、1日の支出額、トレーニングで走った距離などは数値として記載できますが、なかには体調や1日の満足度など、可視化できない（しにくい）情報もあります。こうした数や量で表現できないものをあえて数値化してみるのも、手帳の有効活用につながる書き方のひとつです。たとえば、仕事で感じたストレスについて記録したとします。ある程度の基準を設けて「100点満点でどのくらいだったか」をスコアリングしてみれば、自分を客観視することができます。毎日つけていくうちに、「どういったときにストレスが強かったか」という傾向や、「どうすればストレスを減らせるか」といった対策も見えてくるはずです。細かく数値化するのが煩わしい場合は、「○」「△」「×」といったマークに置き換えてもよいでしょう。
「優先順位をクリアにしてから仕事に取りかかりたい」という場合は、マインドスイープとよばれる書き方を試してみてください。マインドスイープは、気になっていることをすべて書き出して整理する方法のこと。例えば、手帳のフリースペースを「やるべきこと」「やりたいこと」「やらないこと」に3分割し、1日の未完了タスクをすべて書き起こしていきます。始業前にこれを行い、完了したら消し込む。これにより、頭をすっきりさせた状態で1日をスタートできるでしょう。
自分にあった使い勝手のよい手帳を使いたい方には、マルマンのルーズリーフダイアリーがおすすめです。さまざまな形式のルーズリーフダイアリーを組み合わせて使えば、「最高に使いやすい手帳」を実現することもできます。
気楽にデイリーログをつけ始めるなら、『ルーズリーフダイアリー パウダーカラー 月間』がおすすめ。ルーズリーフ形式の手帳なので思い立った月から始められ、ノート形式の手帳のように中途半端な時期からスタートする“気持ち悪さ”もありません。各月の裏は見開きのメモページになっていて、アイデアラフやマインドスイープにも打ってつけです。
罫色が主張を抑えたパウダーカラーなので、ペンの色を邪魔しません。「デイリーログにイラストを添えたい」といった場合も罫線が目立たず、イラストを引き立たせてくれます。
仕事、家事、育児、趣味などやることが多く、週ごとに発生する「マスト対応」を漏れなく管理したい方におすすめなのが、月間タイプと週間タイプを組み合わせたタイプのルーズリーフ『ルーズリーフダイアリー 月間＋週間』です。
月間ブロックタイプのページ下には翌月のカレンダーが記載されているので、少し先のスケジュールも把握しやすいのがメリット。24時間に対応したバーチカルタイプの週間ダイアリーもついているため、仕事だけでなくプライベートタイムの予定も漏れなく記入できます。
手帳で作業を管理するなら、付箋感覚で使える『書きやすいルーズリーフミニ TODOリスト』が便利です。フリースペースの左側に2つのチェックボックスがついており、「タスクの日付とステータスを記載する」「読んだ本のページ数と評価を記載する」など多様な書き方・使い方ができます。
2列に分かれているため、仕事とプライベートで分けることも可能。その月やその週に終わらなかった場合でもページを簡単に移動できるため、あらためて書き写す必要がありません。タスクが完了した日付を記入して、ルーズリーフミニ専用バインダーに綴じれば、タスクのログとしても機能します。
