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「野球スコアブック」の書き方が知りたい！効率的な活用法についても紹介
春は新生活のスタートを切る季節。4月から新たに、部活動やサークル活動などで野球を始めるという方も多いのではないでしょうか。なかにはプレーヤー（選手）ではなく、マネージャーや主務としてチームに関わるというケースもあるでしょう。そんな方にとってまず覚えておきたいのが、「スコアブック」の読み方や書き方です。
スコアブックはチームにとって貴重な情報源になるだけでなく、個人の技術強化にもつながるアイテムです。お子さんのスキルアップをサポートしたい保護者にとっても、読み方や書き方を覚えておいて損はないかもしれませんね。この記事では、そんな野球スコアブックの書き方や効率的な活用法についてご紹介します。
実際にプレーする方や野球が好きな方ならご存知かもしれませんが、そうでない方にとってはあまりなじみのないスコアブック。「読み方や書き方がわからない」という方も多いでしょう。どういった目的でつけ、記載する記号にはどのような種類があるのでしょうか？
スコアブックの目的は「試合経過を記録すること」ですが、単に試合内容を振り返るためだけにつけるわけではありません。スコアブックの内容を読み解けば、チームの特徴や戦術、打者や投手の長所・弱点などが浮き彫りになってきます。
たとえば、初球に空振りやファウルが多ければ積極性の高い打者、左打者でセカンドやライトへの打球が多いなら引っ張る傾向の強い打者であることがわかります。つまり、スコアブックは使い方次第でチームの強化や個人のスキルアップにつながる貴重な資料なのです。
| 守備番号 | 1＝ピッチャー 2＝キャッチャー 3＝ファースト 4＝セカンド 5＝サード 6＝ショート 7＝レフト 8＝センター 9＝ライト |
| 打者・走者 | DH＝指名打者 PH＝代打 PR＝代走 |
| 塁 | A＝一塁 B＝二塁 C＝三塁 D＝本塁 |
| 打席の結果 | K＝三振 B＝四球 E＝エラー T＝タッチアウト など |
| 打球 | ∪＝ゴロ －＝ライナー ∩＝フライ など |
| 進塁 | S＝盗塁 DS＝ダブルスチール WP＝暴投 など |
| 打席が終わるまでの経過 | ○＝見逃しストライク ×＝空振り ●＝ボール ∨＝ファウル |
| 走者の最終結果 | ○＝ホームイン Ⅰ＝ワンアウト目 Ⅱ＝ツーアウト目 Ⅲ＝スリーアウト目 ローマ字のエル（小文字）の斜体字＝残塁 |
これらのほかにもさまざまな記号があります。マネージャーや主務としてスコアブックをつける方、また選手としてスコアブックを見る方はすべて覚えておくとよいでしょう。
スコアブックの記入方法というのは、マスに数字や記号を記入していく、ちょっと特殊な方法です。ここではマスの意味や記載方法についてご紹介します。
①：打席のボールカウント
②：1塁に関する打撃・守備の結果
③：2塁に関する打撃・守備の結果
④：3塁に関する打撃・守備の結果
⑤：本塁に関する打撃・守備の結果
⑥：アウトカウント・得点・残塁
●ボールカウントを記入
マス①の欄へ、打者のボールカウントを記入します。1球目がボールなら「●」を記入し、2球目を空振りしたらその下へ「×」を書く、という流れです。
●打席の結果を記入
マス②から⑤の欄には、打席での結果を記入します。たとえば、三遊間をゴロで抜けるシングルヒットを打って1塁に出塁した場合、マス②の欄には「5・6」「∪」「／」という3つの記号を書き込んでください。数字の5はサード、6はショートという守備位置、数字間の「・」は打球が飛んだ方向、「∪」は打球がゴロだったことを意味しています。
そして、マス②の欄の左下（本塁）から右上（1塁）へ向かって斜線を引けば、ヒットを打って1塁に出塁したことがわかります。斜線に赤や青などの色を使うと、より見やすくなるでしょう。
スコアブックがあれば後から試合経過を振り返ることができますが、選手個人やチームの効率的な成長を考えるなら「野球ノート」の活用もおすすめです。
選手は自身の成長のために、マネージャーやキャプテンはチームの成長のために活用できるのが野球ノート。日記のように毎日書くことで、あとで同じ課題に直面したときにまた一から悩む必要がなく、目標や目指すべき方向性を見失う心配もなくなるでしょう。
また、モチベーションを維持しやすくなるという効果もあります。ノートに記した課題や目標を少しずつクリアしていき、その経過や結果を見返すことで、自分やチームの努力・成長を実感できるからです。
●目標を明確化する
選手・チームにかかわらず、大目標から小目標まで記載しましょう。大目標だけ記載すると、そこに達するまでの道のりが長くなってしまうため、「現在の達成状況」を把握しにくくなります。週単位、月単位といった比較的短期で達成できる小目標から、数カ月～半年で目指す中目標、そして最終的な大目標まで書くようにしましょう。目標を複数記載する場合は、それぞれに優先順位をつけておくことをおすすめします。
また、達成できた目標にはチェックとコメントを入れておくと、振り返ったときに達成状況を正確に知ることができ、次の目標へのモチベーションも維持しやすくなります。
●日々の練習や試合を記録する
野球ノートは、毎日の練習内容や試合などを振り返るための資料にもなります。以下の項目を記載すると、振り返りがしやすくなるでしょう。
・日時、天気、グラウンドコンディション
・意気込み、その日の目標
・良かった点、悪かった点
・監督やコーチ、先輩などから指摘されたこと
フォーマットを作って書き方を統一しておくと、振り返る際に見たい箇所を探しやすくなります。
●試合のスケジュールを管理する
試合スケジュールをひとつの野球ノートで管理すると、各選手およびチームの練習メニューを立てやすくなります。選手は試合に向けて練習量や練習内容を調整でき、監督は公式試合に向けて練習試合を増やすなどの工夫ができるからです。
野球ノートは後から受けた指示やアドバイスを書き加えていく作業も多いことから、ページを差し替えたり整理したりしやすいルーズリーフがおすすめです。ここでは、マルマンの『ルーズリーフミニ』の特長と便利な使い方をご紹介します。
また、『ルーズリーフミニ』はラインアップが豊富。定番の「メモリ入罫線タイプ」や「無地タイプ」はもちろん、1日のスケジュールを10分単位に分けて書き込める「タイムプランニング」、タスクの洗い出しや進捗管理に適した「TODOリスト」なども選べます。3色アソートタイプなら練習や試合などを項目ごとに色分けでき、見返すときに探しやすくなるので便利です。
A4・B5・A5・6穴などのバインダーに対応可能な点もメリット。これらのサイズのバインダーで資料やスケジュールなどを管理している場合、その日の試合に出場させるメンバーや練習メニューなどを書いた『ルーズリーフミニ』を挟んでおけば確認も簡単です。
短期目標の管理には、2つのチェックボックスと内容欄が用意されている「TODOリスト」が役立ちます。内容欄に「バットスイング○○○回」「20mダッシュ○本」「バント○本成功」などの目標を記載し、1つ目のチェックボックスに日付を、2つ目のチェックボックスには完了したことを示すチェックを入れるなどして使用します。「TODOリスト」のルーズリーフは縁が色つきなので、すぐに見つけやすいのもうれしいポイントです。
